見性院住職橋本英樹様からの御意見を紹介します
寺院は消滅の危機です。
葬式仏教衰退 檀家制度崩壊 墓地運営全滅時代の生き残り方をあるいは整理の方法を考えていけばよいだけのことです。
キーワードは寺院は住職次第、住職次第ですべてが決まる。
そんな時代になったということです。あとは自助努力 企業努力しかありません。
橋本英樹様の著書紹介
「お寺の収支報告書」
祥伝社 2014年8月10日 初版発行
ダメ坊主は、チェンジしよう
ロサンゼルスの日系寺院は、地域のコミュニティスペースの役割を果たしていました。こうしないと、三世、四世と代替わりしていく信徒を引き止められないからですが、同様の努力や工夫をいまの日本のお寺がやっていないことに、あらためて気づかされたわけです。
日本のお寺の人間は、何から何まで檀家に頼りっきりで、宗教団体が檀家や信徒におこなうべきサービスの必要性を考えようともしません。これでは、愛想をつかされて当然でしょう。「一度釣った魚に餌をやらない」といいますが、はるか江戸時代の初期に釣ったきり、檀家は、お寺にとって永遠の詐取の対象でしかないのです。
葬儀の際に、何十万円ものお布施を包んでもらって、ごつい金時計をして、高級車で乗りつけるような、菩提寺の住職を呼ばなくてはならないのは、まったく悲劇としかいいようがありません。素行不良の僧侶でも、いまのところ何とか仕事にありつけるのが、仏教界です。
【略歴】
1965年、埼玉県生まれ。
曹洞宗万吉山見性院住職。
駒澤大学大学院修了。永平寺にて修行。
42歳より現職につくと、本堂における葬儀を始める。
2012年6月には、檀家制度を廃止した。
見性院住職:埼玉県熊谷市万吉797
見性院ホームページアドレス:
http://www.kenshouin.com/