大正10年8月に岩手県知事柿沼竹雄氏様宛提出された本誓寺再建案
大正10年に本誓寺本堂の再建案が決まり、当時の岩手県知事柿沼竹雄氏宛に提出された計画案が残されている。その7年後本山の阿弥陀堂を模した素晴らしい本堂が出来たわけであるが、資料に記載されているように当時のお金で12万3千円(現在の貨幣価値で約40億円)の資金が御門徒の皆様からの寄付で賄われ、完成している。その末裔が現在、本誓寺の問題に直面しているわけであるが、我々の御先祖が親鸞聖人の教えを規範として建立した本堂の意味をあらためて考え直す良い機会ではなかろうか。また、本誓寺の護持興隆ならびに財政基盤の安定化のためには、本誓寺維持会を再度設立することも重要であると考えられる。