本誓寺問題の発端について
平成22年5月21日真宗大谷派住職吉田是行氏、総代責任役員一同名にて泉舘久忠弁護士を通じ候補衆徒吉田明氏に対し、候補衆徒辞退届請求ならびに居住地である建物明け渡し請求の内容証明文書が送達された。これ以来、当事者同士で調停や本山審問院への申し立てが行われたが、話し合いでの決着はつかず、同年8月に盛岡地方裁判所に対し、候補衆徒吉田明氏から候補衆徒地位確認請求ならびに建物明け渡し請求事件が提訴された。この当時、旧維持会の理事として尽力して頂いた古舘浩氏が中心となり、お寺内に生じていた種々の問題についてその回答を求める文書が本誓寺副住職吉田信氏宛に送達された。その後、本誓寺の青年部時代から護持興隆に努めてきた御門徒が中心となり、153名が平成22年9月13日本誓寺本堂前に集まり集会を開催した。
また、10月10日に2回目の門徒集会を開催すべく本堂の開放を求めたが、お寺側からは拒絶された。 候補衆徒に関する裁判以外にも数えきれないほどの問題が山積していることが明らかとなり、何の相談もなく婦人会が解散させられたり、真宗大谷派寺院として執り行わなければならない宗教教化活動、法話会、経典講座などが中止され、著しく寺院の機能が衰退している事実が明らかとなった。そのため、平成22年12月11日本誓寺の正常化を目指すために、本誓寺を正常化する門徒の会(以下、当会)が発足した。